秋の京都 武田植物園見学会




10月に入って日本メディカルハーブ協会(JAMHA)で武田植物園見学会が開催されました。

2011年から毎年1回、場合によって2回開催していますので、もう10年以上のお付き合いになります。






比叡山の麓、曼殊院近くにある植物園は東京ドーム2個分もある広大な敷地に約3200種の植物を保有しているそうです。

そのうち薬用植物が約2000種、絶滅危惧植物が254種と薬用・有用植物資源の収集・保全に努めているので植物園の一般公開は通常されていません。

年4回の決められた日のみに一般公開されるか、薬学生の研修授業や、地域の子どもたち向けに公開されるので、JAMHAの見学会はハーブや薬草を学ぶ方にとっては是非一度は見学しておきたいところです。




今回見学したところは、

ローズマリー、ミント類、ウイキョウ、セージ、トウガラシなどメディカルハーブを中心とした香辛料園、

セイヨウオトギリソウ、セイヨウシロヤナギ、ステビアなどの世界で伝承的に用いられている民間薬園、

トリカブト、チョウセンアサガオなど鍵のかかった檻の中で管理されている有毒植物コーナー、

カンゾウ、ウコン、キハダ、マオウなど日本薬局方に収載されている薬用の基原植物がある中央標本園

生薬の標本を展示してある展示棟の5箇所。






今回は8人がひとグループとなり、説明をしてくださる武田の方がひとりと超贅沢な見学会。

一般公開の見学会は90分で13人がひとグループとなって回ることを考えれば独り占めしているようなもの。

武田の方の説明はどなたも手慣れているプロの方。

どんな質問にもすぐに答えてくださるのが嬉しい。








武田植物園見学会は、「五感にふれよう!」ということで、安全に配慮した植物を①みる、②ふれる、③かぐ、④味わう、⑤きく を前提に、随所に五感体験ができるので楽しい!




特に味わう箇所では、「うっ!にが〜」「わー、酸っぱい!」「あま〜い」と賑やか。

今回は展示棟で薬研を使って生薬を粉砕する実習を体験。

生姜を粉砕するとなんとも良い香りが漂って、その香りだけでも身体が温まり元気なれそう。







有毒コーナーでは植物にうっかり触れてはいけません。

触れるだけでも危険な成分を含んでいる植物コーナーです。

一般公開ではこのコーナーは素通りします。なぜなら一般に方は危険な植物と言う認識がなく何にでも触れてしまうからです。

JAMHAの見学会はメディカルハーブを学んでいるということでオープンにしていただいています。

アルカロイド好きな私にとっては嬉しい限りです。







2時間では植物園のすべてを廻ることできません。

東京ドーム2個分の敷地ですから到底無理なわけです。

葛根湯、当帰芍薬散などの漢方処方園もコショウ、バニラ、シナモンなど熱帯植物がある温室にもいけなかったのが残念です。




秋の一般公開では樹木園がある山を登ります。赤い実のつくサンシュユが見事です。

春には珍しい椿がうわっている椿園をめぐります。京都の寺社から保全のために預かっている各種の椿の品種が見られます。

90分とはいえ、年4回の一般公開時でも楽しめるので、何回も武田にはお邪魔しています。



メディカルハーブや薬草類を学ばれている方にお勧めの植物園です。

是非、次回見学会には参加していただきたいと思います。


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