先週、Mikami Labで「クラフトコーラをつくろう!」講座を開催しました。
Mikami Labで行っているセミナーで木村正典先生の「植物形態学、顕微鏡観察&調理実習」講座でクラフトコーラつくりを行ったところ、とても美味しく出来上がったのです。
ならばMikami Lab独自の体験型実習講座にしようとさっそく参加者募集。
クラフトコーラの作り方やレシピはネット検索をするといろいろ出てきます。
作り方はいたって簡単。
お砂糖+お水+スパイス類+柑橘をお鍋に入れて、沸騰するまで中火で、その後弱火で10分ほど煮込めば出来上がり!と、小学生でも失敗なくつくることができます。
ただ味の違いの決め手は・・・?
薬っぽい味で美味しくない、まずいという人もいれば、美味しいと感じる人もいます。
昔よく飲んだコカ・コーラの味とはずいぶん違う・・・?
それは当然のことで、あのコカ・コーラのレシピは今もって極秘らしいです。
私たちがつくるクラフトコーラはレシピはさまざま。
どんな味にしたいかは、作る人の味覚センスとちょっとした匙加減。
さっぱり味か、コク深い味か、甘さ控えめがいいか、人それぞれ好みが違いますよね。
①基本の材料の決め手はスパイス。
シナモン(スティック)、カルダモン、クローブ、オールスパイス、ジンジャー、バニラ
ビーンズなどは欠かせない材料となります。すべてホール状のもので用意します。
ホール状のものを使うと出来上がりの香りがとても豊かになります。
その他にジュニパーベリー、アニスシード、スターアニス、ブラックペッパー、コリアン
ダー、ナツメグなどスパイスの配合はお好みで加えてもよさそうです。
甘い香りがお好みであればアニスシード、甘く爽やかさがお好みであればコリアンダーを
加えて自分好みにすればいいでしょう。
スパイスの分量は・・・
今回は6名分を作ったのでかなりな量を使いました。
半端じゃないほどの量はシナモンでした。次にカルダモンも。
ピリッと味を引き締めるジンジャーも大きめのものを使いました。
問題はクローブの量でした。
スパイスの中でも香りも味もクローブの量が多いとすべて台なしになるのでは・・・と、
はじめは控えめにしていたのですが、味見をするとクローブが足りないかも・・となっ
て、結局クローブも他のスパイス同様かなりの量が入りました。
クローブのパンチ力必要のようです。
②お砂糖は三温糖、キビ砂糖、てんさい糖、はちみつ、どれでもOk。
もちろん、上白糖、グラニュー糖でも。
今回は、黒糖とキビ砂糖を使用しました。
なぜなら、コクのでる黒糖でクラフトコーラを仕上げたかったからです。
それに出来上がりの色味をコーラに近づけたかったということもあるのです。
レシピによっては、カラメルソースを作って加えるとより黒味のあるコーラになるとか。
③薬っぽい味か、美味しい味かの分かれ目は柑橘にあるのかもしれません。
通常のレシピは無農薬レモン2つというのがほとんどです。
又はまろやかな味にするのにマイヤーレモンでもよさそうです。
ライムを使っても爽やかそうです。
今回は偶然見つけた広島産無農薬レモンを使いました。
なんと通常レモンの2~3倍の大きさです。
まるで夏ミカンのようです。
丸ごとたっぷり使いました。
ここでアレンジもできます。
販売されている「大和コーラ」には、トウキ、キハダの実、柑橘は橘が入っています。
少し薬っぽい味わいになるかもしれませんが、これはこれで美味しいです。
材料がそろえば、あとは簡単。煮るだけです。
20分ほどでできあがりますが、瓶にスパイスごと入れて半日ほどそのままにします。
スパイスの香りをしっかり移したいからです。
最後にみんなで炭酸で割って飲んだところ、みんな揃って「美味しい!」の声が。
「香りもいい!!」「ウオッカで割って飲みたい!」「かき氷にかけたい!」
「ヨーグルトやアイスにかけてもいいね」などなど。
美味しくできたクラフトコーラ、簡単に作れるものの、使うスパイスによって味がどのように変化するのか気になります。
また、今回は柑橘の大きめ広島産レモンを入ることによって、出来上がりがまろやかな酸味のあるクラフトコーラが出来上がったので、また別の柑橘を使っても違った味わいが楽しめそうです。
いろいろなクラフトコーラをつくってみたくなりました。
クラフトコーラも意外と奥が深い!!と感じました。
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