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夏向きアレンジミントシロップ

本日のMikami Labでは、体験型セミナーを開催しました。

”楽しむハーブ時間 夏に爽やかミントシロップ”と題して初心者向きに講座募集を行っていたのですが、参加者はなんとハーブやアロマのベテランの方々でした。





ならば、余計な説明もばっさりカット。

内容も大幅チェンジ。

いろいろなところから取り寄せたミントがたくさんあったので、急遽変更!

アレンジミントシロップ2種類をつくり、傍らではミント蒸留を行い、さらにミント蒸留水を使って夏の頭皮ケアとしてヘアートニックローションを作っていただくことにしました。

まるでミント祭り!






ミント(mint)は、シソ科メンタ属(Mentha)の総称。

メンタ属の植物は容易に交雑することから実に多くの品種も、学名も存在している。



①ペパーミント(Mentha x piperita L.)の別名はセイヨウハッカ、コショウハッカ。

 洋種薄荷の代表としてのペパーミントにはブラック系とホワイト系がある。



ブラックペパーミントの茎はアントシアニンを含有するため赤紫色を呈し、寒い時期には葉裏も赤紫色になる。

オーデコロンミント、ベルガモットミント、オレンジミント、グレープフルーツミントなどもこの系統といわれている。


一方のホワイトペパーミントはグリーンペパーミントともいい、鮮やかな緑色の茎葉をもつが香りは穏やかであるため、香料原料には向かないといわれる。



②スペアミント(Mentha spicata L.)の別名はミドリハッカ、オランダハッカという。

 オランダハッカは江戸末期にオランダから渡来したことに由来する。

 ペパーミントの主成分がメントールに対し、スペアミントにはメントールはなく、カルボ

 ンが主成分となり、香り立ちが異なる。歯磨き、ガム、マウスウォッシュ、香水などに利 

 用されることが多い。



③二ホンハッカ(Mentha canadensis L.)は、平安時代に中国の系統のものが渡来し帰化した 

 と推測されている。

 「和種薄荷」や「和薄荷」という名称は、広義には二ホンハッカを指すが、狭義にはペパ

 ーミントの交雑品種も含め、メントール65%以上の高メントール系の日本産品種群をさす

 と言われている。

     (JAMHA会報誌52号 ミントの植物学と栽培 木村正典先生原稿より抜粋)  



 

北海道に古来より自生していたミントに、「あかまる」、「あおやなぎ」、「北見しろけ」があるが、現在では品種改良がされており多くの品種があるそうです。

今回取り寄せたものは、「ほくと」と「わせなみ」の2種でミントシロップに使用。










ほんとに久しぶりにお会いする方々だったので、話が弾みに弾み、すぐには実習にとりかかれない。数十年前のアロマインストラクター資格の授業時のこと、ハーブの話などなど盛り上がる。


しかし、そこはベテランでしばらくすると手を動かしながら絶妙なスピードで実習を進めていく。

まずは、ブラックペパーミントの蒸留。





次に、ブルーとグリーンの2種類のシロップつくり

ブルーはバラフライピーのアントシアニンを利用したもの。

グリーンはちょっとひと工夫がいります。

ミントの発色をよくすることと色止めをすること。酸化させないこと。

熱をかけず手早く作ること(秒刻み)が鮮やかな緑色を出す(ミキサー使用)コツです。







最後にヘアートニックローションつくり。

ミントの蒸留水と育毛作用のあるローズマリーの蒸留水を用意。

単独またはブレンドするかはお好みで。

ミントチンキ、ローズマリーチンキも用意。そしてヒアルロン酸も。

夏は汗ばむことの多い頭皮、入浴後にスカッとミントでマッサージすると気持ちいいと思います。






体験型セミナーはやはり楽しいですね。

コロナも落ちついてきたようなので、少しずつリアル講座を開始していきたいです。



7月期のMikami Lab、今度はラベンダー祭り。

北海道富良野町からラベンダーを取り寄せます。

講師はしまだりえ先生にお願いをしています。

ラベンダーバンドルズや花籠をつくるハーブの手仕事やまたラベンダー蒸留も行います。

ラベンダーは抗菌作用もあるため、虫よけスプレー又は抗菌スプレーも作りますよ。

お楽しみに。






ご参加お待ちしています。


申込:はメールでお願いします。





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