top of page

幸運のお守りフルーツポマンダー




昨日、11月19日(土)のMikami Labでは、しまだりえ先生による香りのワークショップが開かれました。



作成するのはフルーツポマンダーと体を温める飲み物のチャイ。

フルーツポマンダーの主体となるのはオレンジですが、レモン、ユズ、ヒメリンゴなどでも作成することができます。



オレンジを乾燥させるのに時間がかかるので、お天気がよく空気が乾燥している11月初旬から中旬ごろに作成するのがベストだとか。

オレンジ内部の水分が飛んで重量が軽くなるので、Xmasのオーナメントとして飾り付けることもでき、また、おしゃれなリボンをかけてプレゼント用にするのもいいと思います。





 白いリボンがかかったものは、作成後

 3年たったポマンダーだそうです。

 ポマンダーは缶にいれて保存状態が良 

 ければ3~4年はもつとのこと。

 抗菌作用のあるスパイスをまぶしてあ 

 るのでカビははえにくいです。


 生のオレンジの1/3くらいに小さくなっ

 てます。しかも軽い!

 手前の2つポマンダーはユズです。

 ユズも軽く小さくなっています。

 毎年新しくおしゃれなリボンに変え

 て、Xmasツリーに飾ることできます

 ね。






ポマンダーの語源は、フランス語pommed'ambre(琥珀のリンゴ)を意味します。

アンバーグリス、ムスク、シベットなどの香料を金や銀製で穴のあいた球状の容器に入れてペンダントのように身に着けていたそうです。




             しまだりえ先生レジメより



そもそもポマンダーの原型は16世紀のイギリスで貴族がベルトやガードルに吊り下げて携帯したものが原型といわれています。ポマンダー内部がいくつもの部屋に分かれており、綿などに染み込ませた香料を別の部屋ごとに入れられるものが誕生しました。



中世ヨーロッパの貴族の間では、首や腰にぶら下げて伝染病の予防、魔除け、悪臭改善を兼ねて使用されていました。



             しまだりえ先生レジメより  



その後、オレンジやレモンなどのフルーツにクローブを刺した現代の形になったと考えられています。欧米ではXmasや新年のプレゼントとして、また、今では魔除けではなく幸運を呼ぶ香りのお守りとして用いられるようになりました。






作り方はいたって単純作業。

リボンをかけるところにマスキングテープを貼り、あとはオレンジに竹串で穴をあけてクローブを刺していくだけなのですが、刺し方に性格が出るようです。



几帳面な人はこまかく間隔を詰めてクローブを刺していきますが、ポマンダーは乾燥させると小さくなるので、クローブとクローブの間隔は程よく開けておかないと出来上がりがでこぼこした無骨なものになってしまいます。

ここはおおざっぱにざっくりいきましょう。



刺し終わったら、自分の好きなスパイスパウダーをまぶし、あとは静かに乾燥させるだけです。約1か月後にできあがりです。







注意するのは、カビをはえさせないようにすること。

オレンジに水分が残った状態だといくら抗菌作用のあるスパイスをまぶしても残念な結果になってしまいます。

毎日上下をひっくり返しながら乾燥させていくのがコツです。



どうか、かびがはえませんように!

毎日上下ひっくり返し育てます!

1か月後が楽しみです。



そして、美味しいチャイも作りました。

チャイの作り方はいろいろあるようですが、今回は牛乳と紅茶でつくるチャイ。

体が温まって、これからの寒い季節には飲みたいですね。



スパイスは木製の乳鉢で荒い粉末状にします。

あとはお鍋にどんどん入れていくだけです。

紅茶は牛乳と相性のいいアッサムを使用しました。







今日は部屋中にオレンジの香り、クローブやシナモンのスパイスの香りが漂っていい香り。いい香りに包まれて癒された一日となりました。


ハーブやスパイスの香りは心も身体も元気になれますね。

閲覧数:26回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page